2014年10月
2014年10月31日
【邦画】「男はつらいよ 第40作 寅次郎サラダ記念日」(1988)
[ひと言感想]
「人はみな何らかの天分に恵まれているが、恵まれているが故に悩み苦しむもの。
そこでしてはいけないのは、『悩む』のではなく『迷い』、『苦しむ』のではなく『逃げる』、こと。
対峙した問題を無駄に堂々巡りさせ、現時の最善解を出し損ねるのは、自他共に勿体無い人生だ」。
迷い、逃げようとしていた真知子先生に対する院長(演:すまけいさん)のこの旨の一喝は、天晴です。
後悔の無い人生に要るのは、嫌われ覚悟で免罪符との断絶を諭してくれる他者です。
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「人はみな何らかの天分に恵まれているが、恵まれているが故に悩み苦しむもの。
そこでしてはいけないのは、『悩む』のではなく『迷い』、『苦しむ』のではなく『逃げる』、こと。
対峙した問題を無駄に堂々巡りさせ、現時の最善解を出し損ねるのは、自他共に勿体無い人生だ」。
迷い、逃げようとしていた真知子先生に対する院長(演:すまけいさん)のこの旨の一喝は、天晴です。
後悔の無い人生に要るのは、嫌われ覚悟で免罪符との断絶を諭してくれる他者です。
出演:渥美清、三田佳子、三田寛子、尾美としのり、奈良岡朋子、すまけい、鈴木光枝
監督:山田洋次
松竹
2019-12-25
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2014年10月30日
【洋画】「ラスベガスをぶっつぶせ/21」(2008)
[ひと言感想]
たしかに、内面と比例関係にあるのは、知力ではなく「驚嘆に値する人生経験」です。
内面に秀でた人が泰然自若を絶やさないのは、驚嘆の経験値、レッドゾーンが高いからです。
とりわけ若い時は、苦労に加え驚嘆も買ってでもしたいものです。(笑)
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たしかに、内面と比例関係にあるのは、知力ではなく「驚嘆に値する人生経験」です。
内面に秀でた人が泰然自若を絶やさないのは、驚嘆の経験値、レッドゾーンが高いからです。
とりわけ若い時は、苦労に加え驚嘆も買ってでもしたいものです。(笑)
出演:ジム・スタージェス、ケイト・ボスワース、ローレンス・フィッシュバーン、ケヴィン・スペイシー
監督:ロバート・ルケティック
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2011-02-23
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2014年10月29日
【邦画】「舟を編む」(2013)
[ひと言感想]
成る程、「無口」や「言葉数の少なさ」は、必ずしも「変人の表れ」ではなく、「言語精通者ゆえの怖れ」というのもあるのかもしれません。
言葉に限らず、知る程に誤用を怖れ、使用をためらうのは人間の本性であり、然るに、辞書に限らず、その手引は有用かつ必要です。
そうした手引に自分の信念を遺せたら、その仕事は正に天職であり、人生はさぞ幸福に違いありません。
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成る程、「無口」や「言葉数の少なさ」は、必ずしも「変人の表れ」ではなく、「言語精通者ゆえの怖れ」というのもあるのかもしれません。
言葉に限らず、知る程に誤用を怖れ、使用をためらうのは人間の本性であり、然るに、辞書に限らず、その手引は有用かつ必要です。
そうした手引に自分の信念を遺せたら、その仕事は正に天職であり、人生はさぞ幸福に違いありません。
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2014年10月28日
【洋画】「運命のボタン/The Box」(2009)
[ひと言感想]
「自分の利益と引き換えに他者の利益や生命を台無しにする」。
こうした「運命のボタン」を私たちは、日々何かにつけ無意識に押しています。
かつてビル・ゲイツさんは、「(本当に)怖いのは、どこかのガレージで、まったく新しい何かを生み出している連中だ」と仰いました。
私たちにとって本当に怖いのは、善意の第三者に加え、無自覚な自分です。
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「自分の利益と引き換えに他者の利益や生命を台無しにする」。
こうした「運命のボタン」を私たちは、日々何かにつけ無意識に押しています。
かつてビル・ゲイツさんは、「(本当に)怖いのは、どこかのガレージで、まったく新しい何かを生み出している連中だ」と仰いました。
私たちにとって本当に怖いのは、善意の第三者に加え、無自覚な自分です。
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2014年10月27日
2014年10月24日
【第62期王座戦第五局】羽生王座、怒涛の寄せで豊島挑戦者を寄せ切り、王座防衛を果たす
[ひと言感想]
最終盤、羽生善治王座が敢行した怒涛の寄せに強く感心、感服しました。
「いかに追い詰められようと、諦めず(暴発せず)、最後までよく読む。
そして、踏み込むべきは踏み込み、致命的な間違いはおかさない」。
この当たり前のことを当たり前にできることこそ、羽生さんの強さの根源なのでしょう。
羽生さんがよく「八面玲瓏」、「泰然自若」とサインなさる理由が、改めて分かったような気がします。
★2014年10月23日催行
http://live.shogi.or.jp/ouza/
http://kifulog.shogi.or.jp/ouza/62_05/
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/62/ouza201410230101.html
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最終盤、羽生善治王座が敢行した怒涛の寄せに強く感心、感服しました。
「いかに追い詰められようと、諦めず(暴発せず)、最後までよく読む。
そして、踏み込むべきは踏み込み、致命的な間違いはおかさない」。
この当たり前のことを当たり前にできることこそ、羽生さんの強さの根源なのでしょう。
羽生さんがよく「八面玲瓏」、「泰然自若」とサインなさる理由が、改めて分かったような気がします。
★2014年10月23日催行
http://live.shogi.or.jp/ouza/
http://kifulog.shogi.or.jp/ouza/62_05/
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/62/ouza201410230101.html
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2014年10月23日
【失敗学】「人はなぜ、同じ間違いをくり返すのか」野崎昭弘さん
P143
間違えたときに、その間違いに気づくかどうかが第一段階です。
(中略)
さて、間違いを起こしてしまったときに、落ち込む人が多いでしょう。
(中略)
「落ち込む」というのは単なる感情の起伏です。それに対して、「反省する」のは理性的な行動です。反省の具体的な方法についてはこのあとで考えていきますが、「どこが間違いだったのか、どうすれば再発を防ぐことができるのか」を理性的・論理的に考えるのが「反省」なのです。
(中略)
間違いをしても、反省に至らないのが一番よくないパターンです。それには、主に次の4つのケースがあると思います。
1.間違いそのものに気づかない。
2.間違えたことで落ち込んでしまって、それっきりになる。
3.間違えたことは理解しているが、楽天的すぎて反省がない。
4.間違えたことは理解しているが、周囲や世の中が悪いとして片づける。
1.についてはすでに書きましたので、まず2.のケースを考えてみましょう。
欧米人にくらべると、日本人は間違えたり失敗したときに、落ち込みが激しいような気がします。
その原因は、学校の先生にあるのかもしれません。今はどうかわかりませんが、かつては「わからないやつは頭が悪い」という言い方をする先生が多く、生徒の側からすると「間違える→叱られる→自分はダメな人間だ」という思考回路が出来上がってしまうので、間違えるだけで落ち込むことになるのです。
本来ならば、仕事上の失敗や勉強での間違いは、人格とはあまり関係がないはずです。しかし、それを結びつけて、間違えた人間を人格的に否定するやり方が、かつての軍隊から引き継いで、現代でも教育界やスポーツ界の一部に残っているような気がします。
P155
理性的な反省をしたからといって、すぐに原因がわかるとはかぎりません。しかし、考えるのをそこでやめてしまえば、それっきりです。でも、考えていけば、いつかは答えが出てくる可能性はあります。
いや、はっきりとした答えがでなくてもいいのです。重要なのは、考え続けることです。たとえ原因がわからなかったとしても、粘り強く考えていけば、似たような状況に直面したときに、前と違うやり方で対処してみようという考えが浮かぶでしょう。それでまた間違えてしまっても、「この方法でもダメだ」というデータが増えるのですから、1つ進歩するわけです。
少なくとも3回目ぐらいまでは、間違えてもそのたびにいろいろな情報が増えていくはずですから、自分なりに考えていれば、いい対応を思いつく可能性も大きくなると思います。
でも、なにも考えなければ、何回間違えても同じことをくり返すだけで進歩がありません。進歩ゼロが恐ろしいのは、単に同じ間違いを犯すだけでなく、間違いをくり返していくうちに、そのパターンにはまってしまうという点です。考えないで行動するのですから、悪い対応を反射的にくり返してしまうのです。
「人格」とは何か。
私は「思考習性」と、また、詰まる所「癖」と考える。
著者の野崎昭弘さんは第2章において、間違いをくり返す人の性格とその特徴を以下類別しているが、これこそ癖であり、また、人格である。
[1]落雷型
[2]猫のお化粧型
[3]めだかの学校型
[4]這っても黒豆型
[5]馬耳東風型
[6]お殿様型
[7]即物志向型
たとえば、浮気をくり返す人というのは、「視界に相応の女性が入ると、口説かずには居られない」癖を持っている人であり、それ以上でもそれ以下でも無ければ、悪気も無い。(笑)
彼らを世の多くの人は、「浮気症」とか「女好き」と否定的に人格評価するが、正確かつ論理的に言えば、「浮気症」や「女好き」というのはそうした癖のてん末であって、人格ではないはずだ。
然るに、野崎さんは「失敗や間違いは人格と無関係である」と仰っているが、私はそれは違うと思う。
失敗や間違いは、基本、当人の人格、即ち、癖の否定的なてん末だ。
女好きが死ぬまで治らないのは先述の癖が治らない、或いは、そもそもその癖を認識していなかったり、認識していても改めようと具体的かつ合理的に試行錯誤していないからであるように、私たちが同じような間違いを同じように繰り返し続けるのは、当の間違いを高確率で引き起こす癖が治らない、或いは、そのそもその癖を認識していない、認識していても改めようと具体的かつ合理的に試行錯誤していないからだ。
よって、野崎さんは「そうした無作為の罪を犯している日本人は少なくなく、その主因として教師等の指導者が、間違いを犯した後進の人格を否定的に評価してばかりで、『反省』ではなく専ら『落ち込み』を後押ししているからだ」と仰っているが、私はそれも違うと思う。
指導者側で問題なのは、間違いを犯した人を「わからないやつは頭が悪い」と指摘する、その指摘の内容と方向性である。
「頭が悪い」というのは癖ではなく、何らかの癖の否定的なてん末の一つだ。
「お前はダメな人間だ」と言うだけでは、指導者失格だ。
指導者足る者、彼らを「ダメ人間」と指摘するなら、どこがどうダメなのか、即ち、残念なてん末の元凶足る癖は何で、その癖を改めるにはどういった解決行動があり得るか、具体的かつ合理的に指摘することを忘れてはいけない。
指導者の本分の一つは、後進に改めるべき癖を気づかせ、具体的かつ合理的な試行錯誤の後押しをすることだ。
2014年10月22日
【邦画】「ひまわりと子犬の7日間」(2013)
[ひと言感想]
たしかに、犬にも人にも歴史があり、彼らが今日までどう生きてきたのか、その物語を想像、思考できれば、凡そ彼らと心が通じ合うでしょう。
然るに、他者と心が通じ合わないのは、彼らの歴史、物語を想像、思考できないからであり、それは、彼らに関心が無いか、彼らと心が通じ合う奇跡を信じないか、いずれかか両方だからでしょう。
しかし、主人公の神埼(演:堺雅人さん)が他者にかくも関心があったのは、詰まる所、生来の資質です。
また、彼がこの奇跡を信じて止まなかったのは、亡き愛妻の信念だからです。
他者との心の通じ合いを非属人化するソリューションは、ノーベル平和賞モノに違いありません。
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たしかに、犬にも人にも歴史があり、彼らが今日までどう生きてきたのか、その物語を想像、思考できれば、凡そ彼らと心が通じ合うでしょう。
然るに、他者と心が通じ合わないのは、彼らの歴史、物語を想像、思考できないからであり、それは、彼らに関心が無いか、彼らと心が通じ合う奇跡を信じないか、いずれかか両方だからでしょう。
しかし、主人公の神埼(演:堺雅人さん)が他者にかくも関心があったのは、詰まる所、生来の資質です。
また、彼がこの奇跡を信じて止まなかったのは、亡き愛妻の信念だからです。
他者との心の通じ合いを非属人化するソリューションは、ノーベル平和賞モノに違いありません。
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2014年10月21日
2014年10月20日
【第27期竜王戦第一局】糸谷挑戦者、緒戦にして「我が将棋」を炸裂させ、森内竜王に完勝
[ひと言感想]
不肖私、長らく注目してきたことも手伝ってか、森内俊之竜王に64手目、△7五歩と急所を攻められるも、糸谷哲郎挑戦者がノータイムで▲9九玉と応手したさまに、「我が(糸谷)将棋」の真骨頂を目撃し、勝利以前に感激してしまった。(笑)
挑戦の要件は敢闘であり、敢闘の要件は己の強みと信条を貫くことだ。
糸谷挑戦者の敢闘を改めて祈念したい。
★2014年10月16、17日(※日本時間では17日、18日)催行
http://live.shogi.or.jp/ryuou/
http://kifulog.shogi.or.jp/ryuou/27_01/
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/27/ryuou201410160101.html
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不肖私、長らく注目してきたことも手伝ってか、森内俊之竜王に64手目、△7五歩と急所を攻められるも、糸谷哲郎挑戦者がノータイムで▲9九玉と応手したさまに、「我が(糸谷)将棋」の真骨頂を目撃し、勝利以前に感激してしまった。(笑)
挑戦の要件は敢闘であり、敢闘の要件は己の強みと信条を貫くことだ。
糸谷挑戦者の敢闘を改めて祈念したい。
★2014年10月16、17日(※日本時間では17日、18日)催行
http://live.shogi.or.jp/ryuou/
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2014年10月17日
2014年10月16日
2014年10月15日
2014年10月14日
【邦画】「誰も守ってくれない」(2009)
[ひと言感想]
人は不条理に対し無力です。
また、それを頭では分かっているものの、余りに痛くて体が受け付けません。
認められないし、認めたくない。
諦められないし、諦めたくない。
私たちが誰かを憎むこと、憎悪の対象を絶やさないことに絶えず熱心なのは、一つはそのせいなのでしょう。
不条理のはけ口を他者へ、外へ向けて救われる自分が知れているのを、私たちは絶えず自分に言い聞かせる必要があります。
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人は不条理に対し無力です。
また、それを頭では分かっているものの、余りに痛くて体が受け付けません。
認められないし、認めたくない。
諦められないし、諦めたくない。
私たちが誰かを憎むこと、憎悪の対象を絶やさないことに絶えず熱心なのは、一つはそのせいなのでしょう。
不条理のはけ口を他者へ、外へ向けて救われる自分が知れているのを、私たちは絶えず自分に言い聞かせる必要があります。
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2014年10月09日
【邦画】「HOME 愛しの座敷わらし」(2012)
[ひと言感想]
晃一(演:水谷豊さん)は、家族の不満を承知、期待して、地方転勤の居に古民家を選んだのでしょう。
彼は、現状の打破には環境の一新が有効であること、並びに、個人の諸問題の解決には所属集団の大問題の解決が有効であることを承知、期待していたのでしょう。
家族、メンバーの不満を怖れ手をこまねくばかりでは、家長、リーダーは務まりません。
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晃一(演:水谷豊さん)は、家族の不満を承知、期待して、地方転勤の居に古民家を選んだのでしょう。
彼は、現状の打破には環境の一新が有効であること、並びに、個人の諸問題の解決には所属集団の大問題の解決が有効であることを承知、期待していたのでしょう。
家族、メンバーの不満を怖れ手をこまねくばかりでは、家長、リーダーは務まりません。
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2014年10月08日
【第62期王座戦第四局】豊島挑戦者、羽生王座の「軽率」な着手を正確に咎め、タイ、最終局に持ち込む
[ひと言感想]
本局はニコ生でリアルタイム視聴していたのですが、103手目、豊島将之挑戦者が▲8六馬を着手後、「検討通りに進み、羽生玉、万事休す」と控室が検討を打ち切ってもなお、羽生善治王座は約10分間、残りの僅かな持ち時間の過半を使って最善手を発見し続けました。
羽生王座のこと、当時現局面が、34手目の自分の「軽率」な着手(△1四歩)に起因しているのは、薄々感じていたに違いありません。
断末魔の辛苦を自業自得と堪え、最後の最後まで光明の発見に専心し、実力と執念の維持、向上を絶やさない
角番に追い込まれてから連勝し、タイ、最終局に持ち込んだ豊島挑戦者の健闘には拍手を送るばかりですが、羽生王座の往生際には頭が下がるばかりです。
★2014年10月7日催行
http://live.shogi.or.jp/ouza/
http://kifulog.shogi.or.jp/ouza/62_04/
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/62/ouza201410070101.html
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本局はニコ生でリアルタイム視聴していたのですが、103手目、豊島将之挑戦者が▲8六馬を着手後、「検討通りに進み、羽生玉、万事休す」と控室が検討を打ち切ってもなお、羽生善治王座は約10分間、残りの僅かな持ち時間の過半を使って最善手を発見し続けました。
羽生王座のこと、当時現局面が、34手目の自分の「軽率」な着手(△1四歩)に起因しているのは、薄々感じていたに違いありません。
断末魔の辛苦を自業自得と堪え、最後の最後まで光明の発見に専心し、実力と執念の維持、向上を絶やさない
角番に追い込まれてから連勝し、タイ、最終局に持ち込んだ豊島挑戦者の健闘には拍手を送るばかりですが、羽生王座の往生際には頭が下がるばかりです。
★2014年10月7日催行
http://live.shogi.or.jp/ouza/
http://kifulog.shogi.or.jp/ouza/62_04/
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/62/ouza201410070101.html
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2014年10月07日
【洋画】「ヒマラヤ 運命の山/NANGA PARBAT」(2011)
[ひと言感想]
なぜ、ラインホルトは弟ギュンターとヒマラヤで死別しなければいけなかったのか。
主因は「根本思想の異なる人との協働」に窺えますが、「『弟』という生き物の『業』」も災いしたのではないでしょうか。
弟足る者、程度の差こそあれ兄に劣等感があり、少しでも追いつき(一緒に居)、認めてもらいたい、そして、それは自分も他人も止められない、のではないでしょうか。
なぜ、ラインホルトは弟ギュンターとヒマラヤで死別しなければいけなかったのか。
主因は「根本思想の異なる人との協働」に窺えますが、「『弟』という生き物の『業』」も災いしたのではないでしょうか。
弟足る者、程度の差こそあれ兄に劣等感があり、少しでも追いつき(一緒に居)、認めてもらいたい、そして、それは自分も他人も止められない、のではないでしょうか。
出演:フロリアン・シュテッター、アンドレアス・トビアス、カール・マルコヴィクス
監督:ヨゼフ・フィルスマイアー
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
2012-03-21
2014年10月06日
【洋画】「プラトーン/Platoon」(1986)
[ひと言感想]
善悪、大義、人間性の類は、「生存」ではなく「生活」できる状況において、問われます。
「生存」が全ての、戦争を代表とする極限状況においては、問われようがありません。
人間の知恵の存在意義は、極限状況の最善回避に違いありません。
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善悪、大義、人間性の類は、「生存」ではなく「生活」できる状況において、問われます。
「生存」が全ての、戦争を代表とする極限状況においては、問われようがありません。
人間の知恵の存在意義は、極限状況の最善回避に違いありません。
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2014年10月03日
2014年10月02日
【邦画】「ボックス!」(2010)
2014年10月01日
【第62期王座戦第三局】豊島挑戦者、羽生王位に読み勝ちし、角番で一勝返す
[ひと言感想]
豊島将之挑戦者が角番で一勝返したのは感心のひと言ですが、それ以上に、羽生善治王位より遥かに手を読んでいたのは正に感心のひと言です。
手が多く見え、読めることは、勝利の十分条件ではありませんが、必要条件ではあるに違いありません。
必要条件に忠実な豊島挑戦者が第四局も健闘するよう、祈念するばかりです。
★2014年9月30日催行
http://live.shogi.or.jp/ouza/
http://kifulog.shogi.or.jp/ouza/62_03/
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/62/ouza201409300101.html
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豊島将之挑戦者が角番で一勝返したのは感心のひと言ですが、それ以上に、羽生善治王位より遥かに手を読んでいたのは正に感心のひと言です。
手が多く見え、読めることは、勝利の十分条件ではありませんが、必要条件ではあるに違いありません。
必要条件に忠実な豊島挑戦者が第四局も健闘するよう、祈念するばかりです。
★2014年9月30日催行
http://live.shogi.or.jp/ouza/
http://kifulog.shogi.or.jp/ouza/62_03/
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/62/ouza201409300101.html
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